準備開始
今日のプレイパークは地元の十日市場中学校の生徒13人がボランティアスタッフとして参加(地域交流事業「冬ボラ」)してくれました。いつもにはない「若い元気な活気」が朝から公園に満ち溢れていました。
さあ、今日もハッスルハッスルのプレイパークの始まりです。
YPC(横浜にプレイパークを創ろう)からの応援としてベテランプレイリーダーののりえもんが来てくれました。十日市場中の生徒さんと一緒にハンモックを取り付けます。プロのロープの巻き方(ロープが弛まない巻き方)を教えながらの準備です。
三保ねんじゅ坂プレイパーク名物の大鍋料理。その準備も簡単ではありません。
広い山林に包まれた私たちの公園の中から、倒木や腐った木などを拾い集めます。鍋の火の元です。
本日担当世話人の一人Yさんが十中生と一緒に力を合わせて倒木を運んでいます。
こちらは鍋の具材の用意です。寒い冬だからこそ温かな鍋のうまさが身に沁みます。
担当世話人Iさんが本日の鍋担当として女子と一緒に野菜類の準備開始。まだあどけなさを持っている十中生の女の子たちは家での家事手伝いもままならないほど部活に熱中しているらしいです。久々に持つ包丁に感動していました。君たちの努力があってこそ、おいしい鍋が出来るんだよ。
今日のメイン企画は「あそぼーパン」作り。
通常は小麦粉を練り発酵させて作りますが、寒い時期ですので中々発酵しません。そこで考えたのがミックスケーキのもとを使うこと。これに牛乳(牛乳入りがダメな方用には水で)を混ぜて、セッセセッセと練り上げます。耳たぶくらいの固さになればOKです。世話人のIさんが音頭をとってコネコネしました。
こちらではわれらがプレイリーダーのまさみっちょが、十中生と一緒にお手製のブランコを取り付け作業中です。
高い木にロープを引っ掛けて自然の木を使ってのブランコ。とても好評な遊具の一つです。斜面にそって揺れるので、公園下の川に向って飛び出すようで、とても気持ち良いのです。
おいしい時間のはじまり!
お昼には手間と愛情の詰まった料理が食べられるぞー。今日は豚汁鍋。一杯100円の協力をお願いしていて(これがプレイパークの活動のもとになります)、お椀とお箸は基本的には自分で持って来てもらうようにしています(ただし、忘れた方には予備のものをお貸しします)。「鍋が出来たぞ〜」の合図で、公園内で遊んでいた参加者は続々と鍋の周りに列をなします。
午前中一生懸命に働いた十日市場中の生徒のみんなも、大鍋で作った豚汁に舌鼓を打っていました。五臓六腑に沁みわたるとはこの事です。
食べたことのない方、ぜひ、三保ねんじゅ坂プレイパークにおいでよ!毎月第1、第3日曜日10時から開催しているよ。家族や友達誘って遊びにおいで〜。もちろん一人でもOKよ。親切な美男美女?の世話人がお待ちしております。
親子でおいしい顔です。
「かあちゃ〜ん、これおいしいよ」(息子)、「そうね!自然の中で食べる料理は家で食べるより美味しいのよ」(母)・・・
こんな会話かな?
いつもプレイパークの牽引役ムードメーカーのKさん。持参したりんごを濡れた新聞紙に包み、アルミホイルを巻きつけ、焚き火に放り込む。待つこと30分くらいかな?おいしい焼きりんごが出来ました。包丁で切って食べるより、そのままかぶりつくのが最高。
世話人Kさんの息子さん、大きく広げたお口から焼きたてのパンがこぼれそうです。うまい時は自然と顔がほころんでいます。良い顔ですね。私にも分けてちょうだいな。「ありがと〜う。やっぱりうまいね。」
遊びいろいろ
三保のプレイパークで人気の遊具アイテムの一つの手作りハンモック。いろいろハンモックがある中の一つ「空飛ぶジュータン」です。ゆったりと大人数が乗れるすぐれもの。子供たちの笑顔が素敵です。
こっちのハンモックは一人用(と言っても小さな子供だったら2人は乗れます)。これに乗りまわりの人がブンブンと押すと、凄いスリル体験が出来ます。やさしく押してもらえば気持ち良く寝れますよ。一度御体験あれ。
十日市場中学との交流事業を始めて数年になりますが、参加される生徒にもリピーターが多いです。その中でも際立つ存在のHくん。三保に遊びに来てくれること度々です。世話人の間では常連の参加者として、すっかりとけ込んでいます。
最近、人気の遊具がこれ。小さなタイヤがついた台車ですが、ひもが付いていて台車に荷物ならぬ人を乗せて引っ張ります。ただそれだけですが、引き手によっては「恐ろし〜い体験」が出来ますよ。
これが噂の「あそぼーパン」です。
本日の遊びのメイン企画です。これでイメージが湧くでしょうか。
練った生地をお手製の竹の棒に巻きつけて焚き火で焼くだけです。これだけでおいしい焼きたてパンを食べられますヨ。ただし、焦ってはダメです。直接炎にあたったら表面だけが焼け焦げてしまいます。じっくり遠火で焼くのがコツです!
不思議なことに焼いている皆さんは真剣なもので、自分のかざしている竹の先に意識が集中しているのか、焼いている時にはあまり会話が聞こえません。遠目で見ていると火に釣り糸を垂らした釣り人みたいです。おいしく食べるにはそれなりの努力が必要なんですね。
今日はそり日和かな。1年間使ったものがボロボロになったので新しいそりのお披露目。先月までは草ボウボウだった斜面も、公園を管理している緑土木事務所の方が整備してくれたお陰で、気持ち良いほど滑ります。斜面のあちこちで子供や大人の歓声がこだましていました。
自分の家から持ってきた「洋風羽根つき(?)」に興じている参加者もいました。市販のものに飽き足らず、自分たちで新聞紙とガムテープでお手製ボールを作って遊んでいました。創意工夫って大事ですね〜。
こんな風に
1日お世話になった三保念珠坂公園。思い切り遊んだら、最後は片付けです。最後まで残っていたメンバーと共にゴミ拾い、遊具の撤収、焚き火、鍋等の片付けです。今日は十日市場中のボランティアスタッフの参加もあり、後片付けも早くすみました。
片付け終了後にはいつも世話人とプレイリーダーが反省会を行っています。今日は十中生ボランティアスタッフも参加し一人ひとりが感想を述べてくれました。
「今まで経験、体験したことが無かった遊び、仕事、時間が持てた事がとても良かった」と口ぐちに言ってくれる生徒のみんなの声を聞くと、世話人として、とても励みになります。「また今度遊びにくるね」と言う声に「いつでもおいでヨ」と心熱くなるのでした。